「考えて」「やってみて」「失敗する」はアリだよ 週刊少年ジャンプ 2018年29号(2018年06月18日発売号)の感想

地震が大変ですがいかがお過ごしでしょうか。
俺の周りは阪神淡路大震災の生き残りばっかりだから「たいしたことなかったぜ」な感想が優勢です。でも犠牲者出てるんで良かったとは言い切れん。

ブラッククローバー(田畠裕基)

人気投票の結果は概ね予想通りな感じ。アスタとユノのワンツーフィニッシュを期待してたけど、やはりユノは登場回数の少なさが響いたなぁ。
そして上位に食い込んだラックがいま敵にまわっているというタイミング。先生計算してシナリオを構成してる。
さて前回よりアスタの剣(と当人の強い意志)がエルフ転生をキャンセルするのが判明したわけだが、アスタの活躍の場が増える一方で他キャラが活かせない状況になっちゃったぞ。ここらへんをどうするかが作品としての課題。
本当にどうなるんだ。

約束のネバーランド(白井カイウ/出水ぽすか)

レウウィス追い詰めてる感が出てきておもしろくなってきました。メタ的に見ると独白が来たからもうすぐ死ぬな……。
問題は死に方だよなー。このまま削り倒すわけにはいかんだろうから、何か強力な方法でガツンとやってほしいところ。いちおう最終手段の切り札があるっぽいし、アダムも何かしてくれそうで次回も楽しみだ。
特にアダムは謎が多すぎるので解明してほしい。でも謎を握ったまま死にそう。
敵は倒せそうなのに物語全体として見ると不安が残るというこの構造が本作のいいところだよなー。

ONE PEACE(尾田栄一郎)

海軍を指揮する世界政府よりも偉い天竜人のトップである五老ですらひれ伏す最強の王者が出たー!!
ここまで連載が続いてこれほどまでの大物が初登場というあたりに尾田先生の世界の広さを感じる。前回あれだけもったいぶった虚の玉座にアッサリ座るし。これは間違いなく大物だ。
あとボニーが久々に登場。彼女は謎が多い。世界政府に相当な恨みをもっているようなんだけど、登場頻度も少ないからよくわからない。
このチラ見せが彼女を印象付けるいい演出なんだけど、ワンピースだからこそ許される方法なんで漫画家志望者は真似しないほうがいい。

呪術廻戦(芥見下々)

掲載順位爆上げだーやったー。
五条先生めちゃ美形じゃないですか。和月派の俺としては覆面キャラは素顔ブサイクであるべきという思想を推すんだけど、はやり鑑賞するなら美形が良い。
美形が活躍するならなお良い。
つうわけでして、主人公置いてけぼりの強キャラ対強キャラは得てして臨場感がなくつまらないものなんだけど、傍観者にならざるを得ない主人公の心情を描くことでしっかりストーリーと読み応えを両立させている。ええ構えやでコレ。

ゆらぎ荘の幽奈さん(ミウラタダヒロ)

ヒロインのかわいさよりもコガラシの男気ばかりに気が行ってしまう本作ですが、今回はカルラ様が頑張る回。彼女はプライド高いけど責任感もあるのが魅力。律儀な人は好きだ! それ故不器用であっても!
で、途中でかるらが不壊露悶反転の術に気づいて解決フェイズに移るこの淀みなき流れの美しさよ。今回は特に起承転結がわかりやすいんで、読み切り漫画を描きたい人はぜひページ割を研究してほしい。

ワンピ公式ギャグ漫画W出張読切

チンピースは? ねえチンピースは出張してくれないの?

銀魂(空知英秋)

ギャグとシリアスがシームレスに展開されてるのにメリハリはハッキリしているという謎の完成度の高さ。いちおうギャグパートは繰り返しの美学というやつで、銀さん何か言う→一周回される→変化した銀さんが何か言う→また一周というパターンで成立してるんよね。そして間にちょくちょく真面目な話を挟むと。
分析してみると構造がすごい面白い。これも勉強になりますよ。

火の丸相撲(川田)

鬼丸モヤモヤ編は続く。
少年漫画のオーソドックスなシナリオ展開として、

1.ポジティブな主人公が挑戦&快進撃

2.挫折してネガティブになる

3.挫折を乗り越えて1よりもポジティブになる

というのがあるのね。いま本作は2の段階。
実はこの段階で打ち切られちゃう漫画が多い。というのも地味で暗くて読んでて重いから。そもそも明るい主人公が好きでみんな読んでるのに、その強みが出てこないし。
そうなると読者はどうするか。「明るくなるまで我慢して読み続ける」は作る側の理想。しかし実は「他の楽しい作品を読む」が大半なんすよ。明るくなるまで暗いシーンを我慢して付き合う義理も義務も読者にはないからなぁ。
ということで急激に人気を失って打ち切られる先達のなんと多いことか。
で、本作。確かに主人公的にはネガティブなんだけど、周囲のキャラがそうじゃないんだよね。国宝仲間も打倒横綱に燃えてるし、ボスポジションの刃皇もまた鬼丸を「救う」ことに情熱を燃やし始めている。主人公以外にスポットをあてることで作品全体の印象を暗くしないようにしてるわけで、この工夫は漫画史に残すべき技法だと思うよ。
あとオッサンなんで巨兜がもろ小錦でうれしい。

ジガ-ZIGA-(佐野ロクロウ/肥田野健太郎)

前回同様、それ以上に燃える展開! やはり敵との共闘は燃えるわー。しかも敵だった頃に苦しめられたギミックを利用するというニクい演出である。
「おれだけに伝わるように思念波を絞れ」というセリフも最高。怪獣同士でしか伝わらないガジェットが読者にもスンナリ入ってくる。
そんなわけで……V字回復しないかなぁ。

ブログランキング・にほんブログ村へ  

現代の京都を舞台に、若き「神刀使い」たちが京都を駆け巡るタワーディフェンスゲーム!!
ということでマクヒロは京刀のナユタを応援しております。
京刀のナユタ
Price: Free+

京刀のナユタ
Price: Free+
楽天

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする